カルネ
カルネとは親衛隊の一人。不気味な風貌の太った男で、劇中ではカルネ自身は一言も発することなくミスタによりあっけなく射殺されるも、スタンド「ノトーリアス・B・I・G」を発現させる。
ノトーリアス・B・I・G
ノトーリアス・B・I・Gとは本体が殺された時の恨みをエネルギーとし、近くにある動くものの中から「最も速く」動くものを、それを上回る速さで優先的に追尾し攻撃する自動追尾型スタンド。人間やスタンド、飛行機の燃料など様々なエネルギーを吸収し成長する。本体が死亡しているため射程距離が無限大であり、ダメージを与えることはできるが次々に再生するため、完全に消滅させることは、かなり困難。 サルディニア島行きの飛行機内でブチャラティらを襲い、ミスタ、ナランチャ、ジョルノを次々に戦闘不能にした。その後スタンド能力に目覚めたトリッシュの機転でダメージを受けて消滅したかに思われたが、今度は飛行機の燃料を吸収することで飛行機内部を埋め尽くすほどに成長し、再びブチャラティチームを窮地に陥れる。しかしトリッシュが飛行機のコックピット部分を破壊して切り離した事により、大部分は墜落していく機体の爆発に巻き込まれて消滅し、スパイスガールの能力によってパラシュートと化したコックピットにくっついていた個体はブチャラティが片腕を犠牲にして海に投棄した。スタンド自体は最も速く動くものを攻撃するだけであり、特定の標的を追尾する事はできないため、ブチャラティチームに逃げ切られた後は海に浮かんで永遠に波飛沫や通りかかった船を攻撃するだけの存在になってしまった。 このスタンドは、本体であるカルネ自身が死亡したことで発動したと説明されているが、カルネはミスタに射殺される直前にノトーリアス・B・I・Gに似た人型のスタンドを出しかかっているため、スタンドそのものは、生前でも出せたものと思われる。ただし、能力も同じだったかどうかは不明。 ちなみに、スタンドと同名のアメリカのラッパー「ノトーリアス・B.I.G.」も本作連載中の1997年にカルネと同じく射殺されており、作者が『週刊少年ジャンプ』巻末のコメント欄でその事について触れている。
カルネのノトーリアス・B・I・Gの元ネタ
カルネ(Carne)の名前の由来はイタリア語で肉のこと。
ノトーリアス・B・I・Gの由来は、アメリカのラッパー「ノトーリアス・B.I.G.」